ジュエリー用語集
スペサルティン・ガーネット /Spessartine garnet

スペサルティン・ガーネットは、鮮やかなオレンジ色や赤褐色、黄褐色を持つマンガン系のガーネットです。
強いガラス光沢を持ち、透明度の高いものは非常に美しい輝きを放ちます。
ガーネットの中でも特にフレッシュで華やかな印象を持つため、ジュエリーとして人気が高まっています。
基本情報
- 鉱物名:スペサルティン・ガーネット(Spessartine Garnet)
- 別名:スペサルタイト・ガーネット
- 和名:満礬柘榴石(まんばんざくろいし)
- 化学組成:Mn₃Al₂(SiO₄)₃(マンガンアルミニウム珪酸塩)
- 結晶系:等軸晶系
- モース硬度:7~7.5
- 屈折率:約1.79~1.81
- 比重:4.12~4.20
- 光沢:ガラス光沢
色と特徴
- 代表的な色調:
- 鮮やかなオレンジ色(マンダリン・ガーネット)
- 赤みがかったオレンジ色
- 黄褐色
- 発色要因:主にマンガン(Mn)によるものですが、鉄分などの含有量によって色合いが変化します。
- 特徴:
- 特に鮮やかなオレンジ色のものは「マンダリン・ガーネット」と呼ばれ、非常に希少で人気があります。
- 光源によって色の見え方が異なり、温かみのある独特の輝きを放ちます。
産地
- ナイジェリア:高品質なマンダリン・ガーネットの主要産地
- アメリカ合衆国(バージニア州、カリフォルニア州):古くからの産地
- マダガスカル
- タンザニア
- モザンビーク
- ブラジル
- パキスタン
- 中国
- インド