ジュエリー用語集
アクアマリン/aquamarin
「アクアマリン(Aquamarine)」とは、淡い青色から深い青色までの色合いを持つ透明でガラス光沢の宝石で、ベリルの一変種に属します。
日本では、3月の誕生石です。
名前はラテン語の「海の水」(aqua marina)に由来し、海水のような清涼感のある青色が特徴です。和名では「水宝玉」または「藍玉」とも呼ばれます。
アクアマリンの特徴と色
アクアマリンは、30段階程度に色を分類されることがあるほど、微妙な色合いの違いが評価されます。特に淡い水色から青色までのグラデーションがあり、濃い青色のアクアマリンほど希少価値が高いとされています。また、ほとんどのアクアマリンは、色をより鮮明に見せるために加熱処理が施されており、これによって淡い緑がかった色合いがクリアな青色に改善されることがあります。
表記について
日本語のカタカナ表記については、「アクアマリン」とも表記されますが、文部科学省の国語審議会で定めるカタカナ表記法に従うと「アクワマリン」が正式な表記となります。
アクアマリンの価値と評価
アクアマリンは、宝石として人気が高く、特に淡い青色の透明感が魅力です。色合いの深みと鮮明さが評価基準となり、濃い青色やインクルージョン(内包物)が少ないほど価値が上がります。また、3月の誕生石としても知られ、身につけると幸運や平穏が訪れるとされています。