ジュエリー用語集
アルマンディン・ガーネット/Almandine Garnet
「アルマンディン・ガーネット(Almandine Garnet)」は、鉄分を含んだガーネットの一種で、橙色、赤色、紫色、褐色などのさまざまな色合いを持ち、透明から半透明、不透明までのバリエーションがあります。
和名は「鉄礬柘榴石」または「貴榴石」と呼ばれ、宝石としての評価が高い石です。表面はガラス光沢や亜ダイヤモンド光沢を示し、美しい輝きを持っています。
アルマンディン・ガーネットの特徴と種類
アルマンディン・ガーネットは、等軸晶系の結晶構造を持ち、他のガーネット種との固溶体を形成することがよくあります。
特に、パイロープ・ガーネットとの固溶体が形成されると「ロードライト・ガーネット」と呼ばれるガーネットが生成され、アルマンディン・ガーネットの特性を持ちながらも独自の色合いが生まれます。アルマンディン・ガーネットは「アルマンダイト」とも呼ばれることがあり、鉱物種としてはガーネットの一種に分類されます。
カラーバリエーションと光沢
アルマンディン・ガーネットの色合いは、鉄の含有量により橙色、赤色、紫色、褐色の豊かなバリエーションが見られ、一般的に深い赤色が多いとされています。
また、半透明のものにはスター効果(スター・アルマンディン)、不透明なものには黒色が多く見られ、黒いガーネットも存在します。アルマンディン・ガーネットはガラス光沢や亜ダイヤモンド光沢があり、特にカットが施されると強い輝きが引き立ちます。