ジュエリー用語集
模造石/imitation gem
「模造石(Imitation Gem)」とは、天然宝石の代用材料として、外観や色合いを似せて作られた人工素材のことを指します。
模造石は、ガラス、プラスチック、陶磁器(セラミック)などで作られ、化学特性や物理特性が天然宝石とは異なるものです。模造石は、見た目は天然宝石に似ていますが、その内部構造や質感は全く異なり、天然石の持つ特有の性質や輝きが再現されているわけではありません。
JJA(日本ジュエリー協会)では、天然石以外を「宝石」と称することを認めていないため、「宝石模造石」と呼ぶのが望ましいとされています。
模造石の定義と種類
JJAおよびAGLの定義によれば、模造石は以下のように分類されます。天然石または合成石の外観や質感を模倣し、化学特性や内部構造が対応物と異なるものを指します。
- ガラス:透明度や色合いを天然宝石に似せたガラス製の模造石で、特にダイヤモンドやルビー、エメラルドなどの模造品として多く使用されています。
- プラスチック:軽量で加工がしやすく、様々な色合いにできるため、安価なジュエリーやアクセサリーによく使われます。
- セラミック:陶磁器素材を用いて作られ、光沢や色合いを天然石に似せていますが、耐久性が天然石よりも低いため、見た目の美しさはあるものの傷がつきやすいことがあります。
- 貼合わせ石:複数の素材を貼り合わせて、天然石に似せた見た目を作り出したもの。ダブレットやトリプレットのような構造を持ち、外見上の美しさを模倣しています。
- プレス製:プラスチックやガラスなどを型に入れて圧縮し、天然石の形状や色を再現した模造品。